子猫の墓標
老女が道の真ん中で何かを拾って、大事そうに抱えていった。
自分的には一瞬子猫のようにも見えたが、
ここはペット禁止物件といこともあり飼い猫か?
いや、もしかしたらぬいぐるみかも?
て思いながら裏庭が見える場所で作業してたら、
その老女が居た場所にスコップが見えた。
俺も作業中なんで注視してる訳やないんでコマ送りのように感じたけど、
その後スコップが消えて、青い花を手向ける老女の姿が見えた。
思ったとおり、さっきのは子猫やったんやろう。
おそらく車に轢かれたんかも知れんな、
赤いバンダナを巻いてるように見えたのは、血の色やったと思う。
しかし、飼い猫だったのかどうかは知らんけど、
亡骸を埋葬した老女は、とっても優しい心の持ち主なんやろなと思った。
そう想いながらベランダ越しに、
青い花を供えた塚を眺めながら一服しとったんやけど、
よくよく見ると隣の敷地の公園やった。。。。。
これが良いのか悪いのかは、俺がどうのこうのいう事やないけど、
この辺はトンビが多い場所なんで、可哀想に思って埋めてあげたんやろな。
それもあるけど、飼い猫じゃなくてただの野良猫やったとしたら、
それを気持ち悪がらずにちゃんと埋葬してあげた老女の勇気はスゴイなと思った。
そう思いながら珍しく昼食にコンビニ弁当を喰いながら、
子猫の墓標を見つめてた。。。。(合掌)
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