言い値と指値と希望金額
材料費も殆ど掛からない職種なんで、工事現場で予め見積もりを要求されるケースは少ない。
例えば空室系ならば管理会社さんからの指値で、
「この現場はこれだけの予算でやってね」というケースもあるし。
ゼネコン系では長期現場になると、日当プラス経費というケースもある。
在宅系では、現場を見てから「これだけ欲しい」という計算が瞬時に成り立つ。
昔から勉強は苦手やったけど、この手の計算は意外と早い。
請求書の締切日が近づくといつも悩むのが、
金額の取り決めをせずに施工した現場のこと。
とりあえずこの日にお願いしますね!
と、殆ど一発勝負。
近い現場なら下見に行けるけど、
遠い現場だと中々行けないんで、担当者とのメール・FAX・電話でのやり取りで済ます事が殆ど。
まぁ、お互いに時間を持て余してる暇な立場じゃないし、
特別な仕様を要求される場合でも大概は電話でのやり取りで何とかなるのよ。
実際、今までもそうやって、ソツなくかこなしてきたキャリアがあるから。
信頼関係やね、尽きるところ。。。。
これだけの手間と経費が掛かったから、これだけ欲しいと、
仕事が終わってから見積書形式でお伺いするケースもあるよ。
言い値がそのまま通ることもあるし、
先方から、今回は予算が無いんで負けてください!ていうケースもたまにあるわいね。
でも今回のお伺い的見積もりには、
先方から「その金額でOKです!」、「ありがとう!またお願いしますね!」と、
オイラが施工してきた仕事に対して、報われる瞬間である。
ここの店装屋さんに、いつもオイラを懇意に指名してくれた監督さんが居てたんやけど、
もう長いこと指名が無かったので、余所の掃除屋に浮気してるんじゃないかと思っていた。
その事を先日の現場監督さんに訊ねてみたら、
「彼は定年退職して、悠々自適な生活を送っているよ♪」 と聞かされた。
え! とても定年になるような歳には見えんかったんに・・・・・(とても若々しく見えていたから)
そっかぁ、余所で浮気してるんじゃ無くて現場をリタイヤしたんかぁ・・・・
道理でオイラに永いこと指名が来なかった訳や。。。。(哀)
今日、別の現場で技術的なクレームが入った。
初めてのクレームやった。。。。。
「あこの箇所を施工したのは、応援の職人さんが遣ったとこですか?」と、
確かにそうなんやけど、
最終チェックをしなかったのは、施工責任者のオイラの落ち度。
「すみませんでした。どうすればいいですか?」
と言う意外の言葉と、態度は見つからなかった。
監督さんは、「後はこちらで対処しますけど、そういうのは一言伝えて欲しかった」と・・・・・
それはクリーニング屋の仕事の範疇なん?
と一瞬思ったけど反論はせんかった。
こういう些細なことで、信頼関係を崩したく無いの!
親方として、人間として、一人の男として。
だから、必要とされる限りは、精一杯それに応えていきたいと思うの。
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