塩酸の取扱注意!
このお騒がせな人は石材業者らしいのだが、
掃除屋のオイラとしては、塩酸は石材に掛けるとNGの図式を持ってるんで、
石屋さんが何の目的に使うんやろ?と素朴な疑問を持ったのであった。
掃除屋としての塩酸使用法は、
新築でタイルを張った後のクリーニングに使うのだが、
高級マンションなどのエントランス部によく使われる
大理石や御影石などに、コイツが付着すると
一発でシミになる取扱注意の劇物なのだ。
無知な掃除屋が塩酸を使って高価な石張りをパーにして、
莫大な費用でまた張り替えたという話は珍しくない(笑)
だってコンクリートが溶けて穴が空くほどの破壊力持ってるのよ。
一般的に掃除屋が使う塩酸は、
濃度が38%ほどのものが一番強い濃度なのだが、
それ以上の濃度にすると成分的に不安定になり
保管が困難という理由でその濃度にしてあるそうな。
因みに家庭用洗剤のサンポールでも塩酸濃度が3%位らしい。
それでも相当な威力を持ってるんで、原液の凄さはモット強烈なんである。
(オイラはバイクレストアで錆取りにも使ってた)
で、件の地下鉄でこぼれた異臭とは、
【塩素ガス】という恐ろしいほど強烈なシロモノなんである。
マジで命を落すほど身体に良くないです。強烈にムセます。
家庭用洗剤でよく見かける【混ぜるな危険!】というのがありますが、
塩素系漂白剤(カビキラー・キッチンハイターなど)に
酸性洗剤(サンポール・ドメストなど)を混ぜると同じような有毒ガスが発生して、
大変危険なのでくれぐれも注意してくださいね!
市販の家庭用洗剤はプロ用に比べ、多少控えめな効力には落としてはあるけど、
手荒れや危険な目に遭いたくない人には、【中性洗剤】の使用をオススメしときます。
中性洗剤は汚れが落ちにくいのでは?
と思うかも知れませんが、酸性であれアルカリ性であれ、要は界面活性剤という成分が利いてるんですよ。
我々プロのクリーニング屋は、作業効果を上げるためにあえて危ない薬品を使うんです。
そのために日々の研究は欠かさないんですよ。
だから、自称ビルメンテナンスを語る、極々一部の無知なナンチャッテ掃除屋は、
酒飲みながらでもいいから水だけ使ってやってなさい♪
斜めドラム式は分解出来るんでしょうか?
暇な時見といてくれるとたすかります
斜めドラム式・・・
その気になれば分解できないハズはないと思うけど、どうなんやね?
実際に分解洗浄したことある掃除屋はいるのかな?
ハウスクリーニング研究会で聞いてみたらどう?(結果教えてね)
今の雑巾洗い専用機が壊れたら司法解剖してみるから、
それまで待ってくれ(笑)