押しがけ
ついでやからログしておこう。
昔のMT車(マニュアルトランスミッション)は、
バッテリー上がりでエンジンが掛からなくなった場合の応急処置として、
「押し掛け」という必殺技があって、
俺も何度か経験したことがあったが、
これはAT車(オートマチックトランスミッション)では、
構造上真似できない必殺技である。
遣り方としては下り坂がベストなんやけど、
平地なら二人いればなんとかなる。
ギアをセカンドに入れといて、少し車が動いたとこで、
クラッチを繋いでやると、エンジンブレーキのような感じで始動するという仕組みで、
同じ要領でバイクのエンジンスタートすることも可能である。
随分と昔の話になるんやけど、
仲間数人と他県までバイクツーリングに行ってた時のことやった。。。
連れのバイクが途中でエンストして復旧しないんで、
あれこれ診てると整備不良と判明して、
「テメー!!ツーリング前くらいはちゃんとメンテしてこいやーー!」(怒)
といいつつも仲間にはプロメカニックもいたんで不具合は解消したが、
今度はバッテリーが上がってセルモーターが廻らん(笑)
昔の話といってもその頃のバイクの殆どは、キックスターターが付いてなかったんで、
セルフスタートモーター命やったんですな。(^^:
「そんなら、押しがけすりゃええやん」と提案したら、
連れ:「カワサキのバイクは、ニュートラルやないとエンジン掛かんないんス・・・」
「なんじゃそりゃ?面倒くさいバイクやな!?」(笑)
連れ:「だってカワサキやもん」(笑)
「お前が云うな!!」(笑)
今になって思えば、最寄りのホムセンとかで、
ブーターケーブルを買ってくるという発想まるで無くて、
男が5~6人以上いれば何とかなるやろみたいな感じやった。。。
んで思いついたのが、
現場はたまたま大きな国道沿いやったんで、
地下道のスロープを利用して押しがけすることになった。
かといってニュートラルではエンジン掛からん難儀なバイクなんで、
これはもうクラッチタイミングで誤魔化そう・・・
カワサキ車やし。。。
それに仮にこれで壊れたとしても、
どーせ人のバイクやし・・・と、多分皆そう思ってたに違いない(笑)
こうしてライダーを代わる代わるしながら地下道スロープで押しがけを試みるが、
400ccのバイクとて車重は軽く200kgを超えるんで、
皆もう汗ダクになって、中には「もう放って帰ろうぜ」みたいな意見もでた(笑)
だが、なんかの拍子にゼファー400は奇跡的に蘇った!!(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-
今となっては笑い話のひとこまやけど、
俺はその事件からカワサキのバイクには乗らんとこうと心に決めた。
てか、ホンダ党ですから・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
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