北海道の想い出(長文)
忘れんうちに回想録としておこう。
初めての北海道は、かなり幼かった頃、
札幌に住んでる叔母さん家へ遊びに行くのに、
今は亡き祖父ちゃんと祖母ちゃんに連れられて青函連絡船に乗って、
サッポロ雪まつりを観に行った記憶はあるんやけど、古い話なんでかなりモノクロ化してる。
それから長い歳月が過ぎてバイクに乗るようになると、
ライダーの聖地と云われる北の大地を意識するが、
サラリーマンにはそう中々簡単に行けるもんではなかった。
が、2000年位の頃から何度も北海道へ行く機会に恵まれた!
当時奉公してた会社の社長と会長が、勝てない馬ばかり数頭も所有してる馬主やった事と、
自分の叔母さん(親父の姉)夫婦が静内でサラブレッドの牧場経営してることもあって、
お馬さん見学ツアーに数回同行させてもらっていたのだ。勿論飛行機でやけど。
この頃既に大型免許とアフリカツインも所有してたんで、
いつかはバイクで北の大地を走ってみたいという願望は更に強くなった頃、
思いがけない時にそのチャンスは巡ってきた。
2003年の夏の終わり頃やったと思うけど、
諸事情で突然会社を卒業することになった。30代最後の時やった。。。。
無職になってこの先どうしようかと思案して閃いたのが、便利屋のFC店加盟やった。
速攻でこの契約を進めて銀行融資の話もトントン拍子に運んだ際に、
【融資の審査に10日ほど掛かる】と言われたんで、
その間に夢の北海道ツーリングをしてやろうと企んだわけである。
今思うと、家族もいるのにどんだけアホなことばっかやってきたかと、
半ば反省しながらこのブログを打ってる次第でございますm(--)m
で、一応テントは積んだけど行き当たりバッタリ的にアフリカツインに跨って北を目指す!
2003年の秋頃の話やったと思う。
目的地まで星間航行モードで一気に走るのが好きなので、
ひたすら高速道路ばっか走るんやけど、
富山からフェリーのある青森まで行くには一度太平洋側に出ないといけないことを、
この時初めて知った(笑)
福島県を走っていた頃に、
XL250Rを預けていたバイク屋さんからメールが来たことも覚えてる。
エンジン腰上換装したのもこの時やったんやな~(遠い目)
あの後ずっと雨にやられて、どこか宿を見つけねばと、
高速道路SAの案内所に置いてあった【旅籠屋】という全国チェーンのホテルへ電話して無事予約ゲット!
とっても広いツインルームの部屋で価格もとってもリーズナブルで、
こんな料金で泊らせてもらっていいのか?と恐縮するくらい良いホテルやった。
バイクだと盗難の心配もあるでしょう!?と
わざわざ人目につかないとこに駐輪させて頂いて、
その後は地元名物のナマズ料理をだしてくれるお店で一杯やった。
仙台の牛タンも魅力的やったけど、
とにかく距離を進めるために堪えて走った山形県での一泊目。
これが後にも先にも一日で800KM走破の記念日であった。。。。
翌朝も雨にやられながら、フェリーの出る青森港をひたすら目指すが、
準備不足でアフリカツインのリアタイヤがもうズベズベで雨だとかなり怖い状態やったんで、
北海道にあるレッドバロンへ「何でもいいから17インチのタイヤが欲しい」と連絡するが、
どこのお店も在庫無しといことで結局そのまんま走って帰ってきた(^^:
一部で不評のレッドバロンなんやけど、
自分は会員サポートの恩恵を何度も受けてるんで個人的は大好きです。
なので、フロンフォークに貼った赤男爵のステッカーは今でも大切にしてます。
この時代は丁度メル友が流行っていた頃でして、
札幌在住のメル友がいたんですな。
アサミちゃんといって、元ススキノのクラブホステスさんで、
かなりゴージャスな女性でした。
彼女とは前出したお馬さんツアーの時に千歳空港で少しだけ会ったことあるんやけど、
この時の北海道ツーリングで、「札幌でまた会いましょう♪」と前日までメールのやり取りしてたのに、
「函館行きのフェリーへ乗ったよ」の送信を最期に、それからプッツリと音信は途絶えた・・・・
年賀状のやりとりするオープンな間柄やったんで、
何でかなぁ?彼女なりのケジメやったんかなぁ?とちょっと切ない気分で函館へ上陸(´;ω;`)
100万ドルの夜景を是非見ておきたいと思い、
函館山のロープウエイへ向かうが生憎と営業時間を過ぎていた(T-T)
で、人生一度は体験してみたいと思ってたライダーズハウスへ向かってみたら、
イメージしてたのと全然違う佇まいに自分にゃ無理だと直感した(^^:
と、急遽駅前のビジネスホテルで寝床を確保してから、
駅前の屋台で地元常連客に絡んで貰って一杯やった。
やっぱ話相手いると嬉しいんですな(*´∀`*)
翌日はアフリカツインに跨って函館市内観光へ♪
五稜郭を見下ろせる五稜郭タワー展望台席でイカの刺身に舌鼓を打つ。
歩くのが面倒くさいんで、殆どバイクに乗ったまんまの記念撮影(笑)
で、札幌美女とシッポリという企みは儚く消えたんで、(笑)
次の目的地である静内の叔母さん宅へサプライズ襲撃のために何度も電話するが全然出ない??
何処のコースを走ったんやか記憶は定かではないが、
羊蹄山(?)という大きくてなだらかな斜面の山を眺めつつ、
あの斜面やったらバイクで登れるんやなかろうか?
とアホな事考えながら走ってると、
国道から普通に見えるとこにクマがいたり鹿がいたりキタキツネがいたりと、
改めて北海道に来たんや~としみじみ思ってみたりした。
何度電話しても出ない静内の叔母さん宅へ勝手に向かっているんやけど、
晩飯時にめがけて行ったら申し訳ないと思いガラガラの高速道路に乗ってひたすらアクセルを開けるが、
予想してた時間をどんだけ経っても一向に着く気配が無い!
ツーリングマップルの本州版と北海道版とでは縮尺が全然違うことにここで気付く(アホ)
いや、ホンマ北海道はデッカイドーです。
かなりのスピード出してたのに全然距離が縮まらないんです。
結局、静内の叔母さん宅には予告なしの迷惑サプライズ到着してしまったんやけど、
珍しいヤツが来たと暖かく歓迎された(^^:
その日は近くにある町営静内温泉の敷地内にあるキャンプ場に、
当時所属していた辺境探検隊というML仲間がテント泊で長期滞在してるとの情報を掴んでいたんで、
夜中に伯父さんの車を借りて襲撃しにいった(笑)
何の集まりかは忘れたけど、女性二人を含む5~6人くらいのキャンプに混ぜて貰って、
その日は見ず知らず同士(ML仲間でも初対面)で夜宴で盛り上がり、
その翌日は彼がバイトしてる牧場で乗馬体験させてもらったよ♪
初めて乗ったお馬さん、あの感激は忘れられんなぁ~。
そういえば北海道にはもう一人のアサミちゃんがいまして、
彼女と初めて会ったのは静内の伯父さんに連れて行って貰ったスナックでの事やった。
彼女は伯父さんの姪っ子で、自分は叔母さんの甥っ子なんで、
「わー!いとこ同士なんやねー!と仲良くカラオケでデュエットしてたんに、
あれから暫く経って北海道へ来た時に、
従姉妹のアサミちゃんが交通事故で亡くなったと聞いて号泣した。。。。。。
自衛隊の高射砲演習場のある見通しの良いT字路で、
バイクから降りて合掌した。
その日は叔母さん宅をベースにさせて貰って、
アフリカツインの装備を外して襟裳岬へ行ってみた。
森進一の名曲【襟裳岬】がエンドレスで流れる観光地の定食屋で、
つぶ貝だったかホッキ貝の刺身を堪能しつつ、
次は話のネタにと納沙布岬への行軍を企んでいた時に悲報が届いた。。。。
10日ほど掛かると言われていた銀行融資の件が通ったとのことで、
担当者氏:「早いほうがいいだろうと思って審査を急がせたんですよww」
「つきましては、いついっかの何時に契約しに来てくださいね」と・・・・
一瞬、「今遠方にいるので日をずらせてもらえませんか?」
と言い掛かったけど、「はい分かりました。ありがとうございます」と返す小市民(;´Д`)
てなわけで急遽、室蘭からのフェリーを手配して、
結局3泊しか出来んかった北海道を後にすることになった。
でも旅はいいやね。
フェリーの乗船待ちしてる間に仲良くなった長野のアフリカツイン乗り氏と、
長岡のセロー乗りの女の子と3人で、船内で夜通し酒飲んで語り合ったのは良い想い出の一コマ。
室蘭発、秋田経由で降りたのは新潟港。
そこから一路70kmほど離れた長岡市へ向かった。
もうひとりのメル友に会う為に。
行き当たりバッタリで選んだビジネスホテルは、バイクのセキュリティが保証出来ないとのことで、
この日はメル友の職場のガレージで大切な愛機アフリカツインを保管してもらい、
その後は初めて会ったメル友と夜遅くまで酒を酌み交わした。
静内の叔母さんから頂いたお土産の自家製イクラは、
保冷剤にこそ入れていたものの、長時間バイクに積みっぱなしやったんで、
白濁してかなり怪しい状態になっていたけど、
メル友はそれをとっても嬉しそうに受け取ってくれた(^^:
このメル友こそ、現在私が所属してるXLOC入会のキッカケになった張本人でして、
ヤフオクでXL250Rのパーツ出品者、落札者という関係から今に至っている。
昔は今と違ってやりとりは直メールが基本やったんで、
信頼関係だけで成り立ってる良い時代やったと思う。今もね♪
実はこのあともドラマチックな出来事があった。
泊めて貰ったお礼にと、静内の伯父さん宅へ富山名産のお菓子を送ったの。
丁度不幸にも大地震に見舞われて、
家財がめちゃくちゃな状況になって呆然としてた時にタイミング良く、
自分が送った甘いお菓子が宅急便で届いて、「それ食べたら元気出たよ!」
「ありがとうリュウちゃん!」、って電話貰った時、また泣いた。
この頃はまだブログやってなかった時で、
デジカメで撮り貯めた画像も旧ノートPCに埋もれて起動不能状態 orz
その気になればデータ復旧も出来るんやけど、
想い出はモノクロからセピアカラーへと、
リアルなカラーデジタル画像より、想い出は想い出として、
頭の片隅でいいから残っていてくれたらそれでいい。
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来月の赤城を楽しみにしてるよ。
当時、学生運動も下火になりかけた頃・・・。
友達がみんな東京に進学する中、ワシ一人が北海道へ。
南思考と北思考というのが有りました。
回り中と敵対し、四面楚歌の状態で新天地を目指しました。
アルバイトに明け暮れ、恋もし、失恋もし、楽しかった。
今回の札幌ミーティングのついでに、、学生時代の友達と還暦祝いもやります♪
ホントみんな妖怪化していて、たぶん逢っても分からないだろうなあ。
「きのうスゴイの見たぜ。 5匹も。 友達と会えなかったけど。」
な~んて話しになりそう。
ん、オヤジーズも似たようなもんだ、って? m(_)m
秋にはなんとかして。
ごきげんよう。
高校生の時と大学生の時に一回ずつ行ったけど、走る事自体が目的で観光地をゆっくり見た記憶がないなあ。
初めて言ったときは時計台と層雲峡と幸福駅と襟裳岬だけは覚えている。
ブログにも過去のツーリングとしてUPしたいところですけど何分記憶が・・・・・こんなに長文書けません。
お下劣部長が参加しないとオヤジーズは至ってお上品です(笑)
今後機会があったら、富良野のラベダー畑と、網走刑務所か廻ってみたいと思ってますが、ソロで走ってるとつい距離稼ぎになってしまいます(^^: いいなぁ、ハニーのいる人は(^^:
お金に余裕が無かった頃なので、ただ距離を稼ぐばかりで名湯にも寄らず名物も食わずのリベンジしてみたいです。
随分前のネタですが、高速道路オンリーで一日1000km走破ででエンジンブローの伝説に少しでも近ずいてやろうと思った次第ですが、
下道で600kmだの750kmの記録には遠く及びません(^^: