障子紙の張替かた
で、現状回復清掃(いわゆる退去後の空室)の再クリーニングである。
念のため言っとくけど、以前に他の掃除屋がやっていったダメ直しである。
で、一通り現場を確認すると・・・・・・「何処のヤッツケ掃除屋よ?」
とまぁ、酷い仕上がり。。。。。。((+_+)) (まぁ、オイラも自慢できるほどのモンではないが)
で、今日は一枚だけ障子紙の張り直し注文があったんで、
そのやり方について説明したいと思う。
先ずは、障子紙の剥がし方から・・・・・
台所用のスポンジに水を含ませて、桟に沿って適度に濡らしておいて、
5分間くらい放置しておくと簡単に剥れるぞ。
庭とかに出してホースで豪快にジャバジャバやる人もいるけど、
あれは【障子の桟】が歪む原因になるんで、
あんまりやらないほうがいいかも。
また、障子紙をパンチで破くのも、
後々のことを考えるとやらないほうがいいぞ。
オイラも子供の頃やったことあるけどな(ロケットパーンチ!)
で、お次は桟に付いた余計な紙と糊を、
またスポンジで濡らしながら割箸などを使って丁寧に剥す。
この工程を手抜すると、後から剥れてくる原因になるんで、
面倒くさくても丁寧にすることをお勧めする。
仕上げには台所用スポンジの固い部分で丁寧に擦り(濡らしながら)、
最後に硬めに絞った雑巾で糊を丁寧に拭きあげる。
で、仕上がった桟は暫く置いといて乾かす。
乾燥には直射日光を避けるのがポイント。
何でかというと、桟のゆがみを防ぐ為なのよ。
(日陰の風通しの良い所がベスト)
で、乾くの待ってる間に、
サッシガラスのシールを打ち直す(笑)
つか、これってガラス屋さんの仕事じゃね!?
でもこういう便利なとこが管理会社さんに重宝がられてか、
こんなオイラに仕事が廻ってくる訳なのよねm(--)m
クリーニング以外はヘタクソやけど(^^;;
お次はいよいよ糊着け工程!
ホムセンで売ってる【ワンタッチ糊】というのが便利。
こいつには2種類あるんけど、【アク止め仕様】の方がお勧めである。
普通のよりチョイトお高いけど、それでも1本200円でお釣りがくる。
塗るコツとしては、とにかく塗り残しが無いように気をつける。
また、張替が3~4枚以上ある場合には、
バケツに糊を溶いで【ハケ塗り】したほうが効率がいいかも。
ワンタッチ糊は握力を使うんで結構疲れるのよね。。。。
で、お次は貼り付け工程!
大体真直ぐになるように慎重に合わせておいて、
桟の上部に大き目のクリップで仮止めしておく。
クリップはわざわざ購入しなくても、
障子紙には【仮止め用の両面テープ】が付属してるのもあるぞ。
で、クルクルと桟の下まで展開して、
指の腹でそっと桟を撫でるように糊を密着させて、
ロール状の障子紙下部を適当なとこでカットする。
(ハサミのほうが切り易い)
で、糊がある程度乾くまで暫く放置する。
何で糊が乾くまで放っておくかというと、
濡れた紙を刃物で切るのはとっても難しいからなんである。
そんなことを考慮してか、
障子紙専用のカッターナイフも市販している。
でもオイラは愛用のカッターナイフで切るんやけど、
とにかく真直ぐ切るためにはガイド用の金ヘラが不可欠である。
で、キレイに切るコツとしては、
なるべく刃を寝かせるようにすると多少紙が濡れていてもスッパリと行けるぞ。
後はご存知のように霧吹きで水を吹っかけやればピンと張るんやけど、
湿気の多い北陸地方ではそんな必要は無いかもね(笑)
ではやってみよう(^0^)ゞ
=====あとがき=====
一度に10枚くらいやろうと思うと多分一日仕事になると思うんで、
少しずつやるか又は、プロに頼んだほうがいいかも。。。。(結構面倒くさいです)
余談だが、
一般的にプロに頼んだ場合、これより簡単な【網戸の張替】料金よりも
数倍時間の掛かる障子の張替料金の方が安いのには未だに納得出来ないオイラでした。。。。
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